JAPAN SKEPTICS (ジャパン スケプティクス)

JAPAN SKEPTICS (ジャパン スケプティクス)または『「超自然現象」を批判的・科学的に究明する会』は、「超自然現象」の批判的・科学的な研究の推進と研究者の交流を目的として、1991年4月に設立されました。

今日、科学技術が急速に進歩する一方で、科学の理論体系や方法論を根底から否定するような主張が数多く見られます。超能力、心霊現象、UFO、予言、テレパシー、占いといった多様な「超自然現象」がテレビや雑誌に興味本位で取り上げられ、一般の人々の科学理解の形成を阻害する重要な要因の一つになっています。一般の人々は、私たちの先達が論理と思考を積み重ねて築いてきた科学的な認識を十分修得できないまま、自然現象や社会現象についての非合理的な解釈に走り、そのことが原因となって不本意な生き方に陥るようなケースさえ多々生じています。

この時にあたり、JAPAN SKEPTICS は、社会が疑似科学や非科学に傾斜していく風潮を危惧し、「超自然現象」と呼ばれる現象を批判的・科学的に究明する立場から、学際的な活動に取り組んでいます。私たちと志を一にする組織は世界20ヵ国に70以上存在し、「超自然現象」を無批判に受け入れる社会に警告を発しています。

 


News

第27回総会のお知らせ

第27回総会のお知らせ

共催:シンギュラリティサロン、株式会社ブロードバンドタワー、一般社団法人ナレッジキャピタル

■日時:2019年3月10日(日)13:00 - 16:00

■場所:グランフロント大阪・ナレッジサロン・プレゼンラウンジ
 住所:〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町3−1 グランフロント大阪北館
 
 Web:https://kc-i.jp/access/guide-04/
 会場アクセス情報:JR「大阪」駅 徒歩 3分 地下鉄御堂筋線「梅田」駅 徒歩3分 阪急「梅田」駅 徒歩3分 阪神「梅田」駅 徒歩5分

■参加費:無料

■プログラム(詳細は変更される場合もあります。)
13:00-13:30 Japan Skeptics総会

13:30-14:10 講演1
「意識は情報かアルゴリズムか? -20年後の意識のアップロードに向けて-」渡辺 正峰 (東京大学大学院工学系研究科 准教授)

【概要】
 意識は一体何から生まれるのか。哲学者のチャーマーズは、すべての情報が意識を生む(「情報の二相理論」)と主張し、神経科学者のトノーニは、統合された情報にのみが意識を生む(「統合情報理論」)と主張している。最大の問題は、これら「意識の本質」にまつわる仮説を検証する術を我々が持たないことだ。素直に考えれば、意識を有する脳を用いて仮説群を検証すべきところだが、生体である宿命から、仮説検証に必要な「意識の本質」の抽出が許されない。無理に抽出しようとすれば、今度は脳が死んでしまう。

 この壁を乗り越えるべく、機械へと意識を宿す試み、すなわち、アナリシス・バイ・シンセシスによって意識の本質へと迫る手法を取り上げる。ここで必須となるのは、機械の意識を検証する手法である。空気がなければ飛行機械の開発がままならないように、人工意識の検証法なくして、アナリシス・バイ・シンセシスによる意識の探求は成立しない。

 そこで、機械の意識を検証する手法として「人工意識の脳接続主観テスト」を提案する。当該機械を自らの脳に接続することにより、自らの意識をもって機械の意識を”味わう”。ただし、人工網膜や人工鼓膜によっても感覚意識体験が生じてしまうように、単に脳に機械を接続すればよいというものではない。テストの可否を握るのは、機械に意識が宿った場合にのみ、脳との間で感覚意識体験が共有される機械と脳の接続のあり方だ。ヒントとなるのは、ロジャー・スペリーによって二つの意識が共存することが示された分離脳である。

 また「人工意識の脳接続主観テスト」を思考実験として用いることにより、情報に意識が宿るとするこれまでの仮説群の問題点を指摘し、その代案として、神経アルゴリズム(生成モデル)が意識を生むとする自身の仮説を紹介する。

14:10-14:50 講演2
「意識の理論を構築するための共通のフレームワーク」大泉匡史 (株式会社アラヤ 基礎研究グループ マネージャー)

【概要】
 意識の科学的研究が本格的に始まったのは1990年代頃からで、 神経科学者を中心に様々な実験的知見が集められ、意識研究は大き く前進した。しかしながら、未だに意識の本質的な理解には程遠い 状況である。この状況を打破するためには、 実験事実の蓄積だけではなく、実験事実を統一的に説明し、さらに 新しい現象を予測する力のある理論が必要である。現在、様々な意 識の理論が提唱されているが、そもそも意識の理論とはどのように 構築されるべきかに関して、共通のフレームワークが不足している と思われる。本講演では、意識の統合情報理論を一つの雛形として 考え、意識の理論を構築するための共通のフレームワークを提案す る。このフレームワークを元にして、意識の理論は今後どのように 構築され、検証されるべきか、そして理論の果たすべき役割とは何 かを議論する。最後に、意識の理論を元にして、 人間以外の動物の意識、あるいは機械の意識はどう評価されるべき かを検討する。

15:00-15:40 パネルディスカッション
「意識をめぐる大冒険(仮題)」

渡辺正峰・大泉匡史・小林秀章・松田卓也

15:40-16:00 交流会

一般の方はこちら
ジャパンスケプティクス会員の方はこちらからご連絡ください。

第26回総会のお知らせ

第26回総会のお知らせ

共催:シンギュラリティサロン、株式会社ブロードバンドタワー

■日時:2018年3月11日(日)13:00〜17:00

■場所:大手町サンケイプラザ2階会議室201+202
 住所:〒100-0004 東京都千代田区大手町1-7-2
 電話:03-3273-2230
 Web:http://www.s-plaza.com/access/
 会場アクセス情報:地下鉄「大手町駅」A4・E1*出口直結、JR東京駅丸の内口から徒歩7分*

■プログラム(詳細は変更される場合もあります。)
13:00-13:30 Japan Skeptics総会

13:30-14:30 講演1
「なにわのシュルレアリストによるAIとアート」中野圭(大阪芸術大学准教授)

【概要】
ICTが世の中に普及してから20年程経っており、最近ではAIの実用化についてもニュースなどからも伝えられている。深層学習、機械学習などの統計的な手法についてもユーザーレベルで利用できるツールについても幾つか紹介がなされている。
今年度はAIとアートをテーマに研究を行ってきたこともあったので、最新の技術動向とその活用例について発表する。
ボーカロイド技術の研究の中で10数年前から現在のAI技術の研究開発と作品制作を行ってきた経験からシュールレアリスム(超現実主義)がICTからAIまでを網羅したメディアアートにおいても有用であり、梅田駅などヨーロッパ諸国の地下鉄と遜色ない景観を保つ大阪において、「なにわのシュルレアリスト」を名乗る意義についても熱く語る。

14:35-15:35 講演2
「人工知能に美意識は芽生えるか」中ザワヒデキ(アーティスト)

【概要】
 現今の「人工知能が創作した芸術」とされているものは、その殆どが、人間が人工知能という道具を使って制作した代物でしかない。真の意味で「人工知能が創作した芸術」はまだ存在していないどころか、真の意味での「人工知能の創作」も、さらには真の「人工知能」さえ、未だ実現はなされていない。
 しかしながら、いったん目的が他から与えられ、フレームが定まれば、アルファゼロは人智を越えた結果を出す。人工知能が自ら目的を見つけ出し、フレーム対処能力を上げることができるなら、真の意味で人工知能が芸術を創作することが理論的には可能となるのではないだろうか。
 今回の演題「人工知能に美意識は芽生えるか」は、沖縄科学技術大学院大学(OIST)にて本年1月8日まで、世界初の総合的なAIアート展として開催されていた「人工知能美学芸術展」が、テーマとして掲げたものである。同展では「Ⅰ:人間美学/人間芸術」「Ⅱ:機械美学/人間芸術」「Ⅲ:人間美学/機械芸術」「Ⅳ:機械美学/機械芸術」の4つのカテゴリーを設定し、私を含む展覧会の企画者は、まだ実現されていない「Ⅳ」を希求するとした。

15:45-16:45 パネルディスカッション
「人工知能とアート」

中野圭・中ザワヒデキ・松田卓也(神戸大学名誉教授)・高橋昌一郎(國學院大學教授、司会)
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ジャーナル23、24号一部記事公開のお知らせ

ジャーナル23、24号一部記事公開のお知らせ

2014、15年発行のJournal of the JAPAN SKEPTICSより、次の記事をPDFにて公開いたしました。

Journal of the JAPAN SKEPTICS 23号
HPVワクチン(子宮頸癌予防ワクチン)の副反応」の問題について−文献調査から見えてくること−(平岡厚)

Journal of the JAPAN SKEPTICS 24号
インターネットにおける論文不正発覚史(田中嘉津夫)

第25回総会のお知らせ

第25回総会のお知らせ

共催:シンギュラリティサロン、株式会社ブロードバンドタワー、社団法人ナレッジキャピタル

■日時:2017年3月12日(日)13:00~17:00

■場所:グランフロント大阪ナレッジサロン
 住所:〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町3-1 ナレッジキャピタル7F
 電話:06-6372-6441
 Web:http://kc-i.jp/access/guide-04/
 会場アクセス情報:http://kc-i.jp/access/

■プログラム(詳細は変更される場合もあります。)
13:00-13:20 Japan Skeptics総会

13:30-14:30 講演1
「人工知能の当面の限界とその克服への展望~心理学と生物学の視点から」石川幹人(明治大学教授)

【概要】
最近の人工知能技術の進展はめざましい。将来人間が機械に支配されてしまうのではないかという恐れさえも表明されている。その恐れは1980年代の人工知能ブームの時にもささやかれたが、その後は「恐れるに足らず」としりぞけられた。今回もまた結局のところしりぞけられるのだろうか、それともこんどは本当に恐れるにふさわしいのだろうか。本講演では、1980年代に指摘された人工知能の限界のうち、何が克服されて何が克服されていないのかを解説する。また残された限界を克服する方向性について展望を述べる。

14:40-15:40 講演2
「疑似科学とされるものの科学性判定~超心理学の事例に注目して」石川幹人(明治大学教授)

【概要】
自然科学は長足の進歩をとげ、農業や工業を通して我々の生活 向上に貢献してきた。科学的方法やその成果は高く評価されるべきだろう。だが、科学の先端では、その成果はまだ不確定で揺らいでいる。確実性が高まるまでやたらに利用してはいけない。しかし、検証が不十分なサプリメントが、科学の装いのもとに売られている実態がある。本講演では、科学の装いをもっているだけで科学とは言えない「疑似科学」を見抜く方法を紹介する。一部、超心理学の研究テーマをとりあげながら、科学的方法を人間や社会に展開する場合の難しさについて触れる。

15:50-17:00 パネルディスカッション
「先端科学技術と疑似科学問題」

石川幹人・田中嘉津夫(岐阜大学名誉教授)・松田卓也(神戸大学名誉教授)・高橋昌一郎(國學院大學教授、司会)

17:00-18:00 懇親会

参加お申し込みは

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第24回総会のお知らせ

第24回総会のお知らせ

共催:シンギュラリティを語る会

■日時:2016年3月13日(日)13:00~16:00

■場所:科学技術館6F会議室
 住所:東京都千代田区北の丸公園2-1
 電話:(03)3212-8544(代表)
 アクセス:東京メトロ「竹橋」駅より徒歩7分、「九段下」駅より徒歩7分
(科学技術館には入場せずに入り口近くの左側のエレベーターで6Fにお上りください)

■プログラム(詳細は変更される場合もあります。)

13:00-13:30 JAPAN SKEPTICS総会

13:30-15:00 公開講演「日本からシンギュラリティが起きる?」

松田卓也(神戸大学名誉教授 ジャパンスケプティクス会長 株式会社ブロードバンドタワー顧問)

講演概要

シンギュラリティとは技術的特異点ともよばれ、人工知能の能力が飛躍的に発展し、人類全体の能力をこえる時とされています。アメリカの未来学者レイ・カーツワイルが盛んに喧伝している概念です。それは2045年頃に起きるとされています。シンギュラリティは当初、夢物語と思われていましたが、近年その実現性が増大しています。実際、アメリカではIT企業を中心として、膨大な研究投資が行われています。

シンギュラリティが起きると科学技術の爆発的な発展が予想され、それにともない経済、社会、軍事など人類のあらゆる側面に革命的な変化が起きることが予想されます。このシンギュラリティ革命に乗った国は21世紀の先進国になり、乗り遅れた国は発展途上国に転落することが予想されます。産業革命の時にもこの現象が起きて、それを大分岐と呼びますが、シンギュラリティ革命は第二の大分岐であるとされています。

本講演では、私の取り組みを含めて、シンギュラリティの意味、意義について概観します。

15:00-16:00 質疑討論 司会 ジャパンスケプティックス副会長 高橋昌一郎

参加お申し込みはこちら

※一般参加はすでに満席となっております。ジャパンスケプティクス会員の入場につきましてはこちらからご連絡ください。